器楽の音楽素材

器楽の音楽素材

声楽と同様、器楽にもアーラープとターンという形式が使われる。しかし言葉の発音が不可能なため、ボル、サルガムの形式はない。特徴的な楽器の表現形式に、ジョール(jod)と、ジャーラー(jhaalaa)がある。アーラープ演奏から、だんだんと楽器の音によってパルスを刻んでゆき、1パルスのなかに2音発音し中間程度のスピードのリズミカルな効果を出すものをジョールといい、また、だんだんとそのスピードが増し、1パルスに4音発音し、速いスピードのリズミカルな効果を出すものをジャーラーという。

打楽器の場合、タールという概念内に、メロディはなく、リズムしかないため、声楽や、器楽とは異なる表現法になる。タールを打楽器が演奏するとき、その打楽器によって生み出される様々な音の言語により、美しくリズミカルな動き、パターン、構造を表現する。


                                   
◆このページの内容は全て、Dr.Prabha Atre著 「Enlightening the Listener」からの翻訳です。